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nahoko ohara

大原菜穂子
1971年生まれ 滋賀県在住 1989年から『やまなみ工房』に所属
手が汚れるのが嫌で一切粘土に触ることさえなかった彼女。
入所して2年が過ぎ、強要される事もなくなったある日、自分から席に座り、急に粘土を触りだした。
丸めて、伸ばしてくしを入れる。そして数分で20個、30個という人形が彼女の手から生み出されたのだ。
1人…2人…3人…よく見ると、その表情は同じようで全て違う。
しかしどれもが、にこやかにほほえんでいるようだ。
これまでつくり上げた数千体を超える地蔵達は、今では旅先のあちこちで存在し、
予期せぬ再会を生む事も少なくない。
彼女の人形を手にする人々はきっと不思議に癒され、優しく笑みを浮かべているだろう。

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