作家紹介
西本 凌也
NISHIMOTO RYOYA
1992年生まれ 滋賀県在住 2011年から「やまなみ工房」に所属 これまで清掃メンテナンスの作業班に所属し活動していた彼が、室内活動の取り組みのひとつとして絵画活動に取り組むようになる。主にボールペンを使用する彼の描き方は、何かをモチーフにすることもなくテーマを決めて描くわけでもない、ただペンの感触や、その行為を楽しむうちにできる痕跡として作品は仕上がってゆく。彼にとっては、創作活動が自身が落ち着ける為の一つの手段、安定を維持するための行為のひとつとして成り立っている。線を描く密度や幾重にも重なった模様一つひとつを見ると、その時の彼の状態や気持ちの入り方が見て取れる。
born in 1992/ living in Shiga/ at YAMANAMI since 2011 Ryoya Nishimoto has been working as a cleaning staff at YAMANAMI. He draws pictures mainly with a ballpoint pen. Ryoya Nishimoto doesn’t decide what he is going to draw particularly. He just enjoys letting his hands draw freely on paper. It seems that it is his way of obtaining peace of mind.